呉釗燮外交部長（外務大臣）が12日午前外交部（日本の外務省に相当）で、まもなく離任するカナダ駐台北貿易弁事処のJordan Reeves代表に「睦誼外交奨章（the Friendship Medal of Diplomacy）」を授け、Reeves氏が在任中、台湾とカナダの二者関係増進に果たした努力と貢献を表彰した。
呉外交部長はあいさつの中で、Reeves代表が貿易、投資、文化、先住民などの分野で台湾とカナダの連携と交流を積極的に促進してくれたことに感謝、Reeves氏の任期中に台湾とカナダの関係は過去最高のレベルに達し、今年は双方の「投資促進保護協定（FIPA）」に向けた議論も正式に始まったと評価した。また、近年、カナダは台湾の国際組織への有意義な参与に揺るぎなき支持を示している。呉外交部長は、「この機会を借りて、カナダのジャスティン・トルドー（Justin Trudeau）首相が公の場で台湾の国際組織参与を支持していることに感謝する」と述べた。
Reeves代表はあいさつの中で、台湾の人々は自身の20年あまりに及ぶ外交官生活の中で最もやさしく、誠意があり勇敢な人民だとした上で、在任中には民主を当たり前のこととみなしてはならないことを深く感じたと述べた。Reeves代表は台湾の人々が常に力の限りを尽くして自由と民主を守っていることに敬服すると述べると共に、「睦誼外交奨章」は双方の友好関係の象徴であり、台湾とカナダは間違いなく、共通の価値と理念に基づく真実の友人だと強調した。
Reeves代表は2018年8月に着任。4年間の在任中に「台湾・カナダ/イノベーター交流イヤー（Year of Canadian-Taiwanese Innovators）」の推進、「グローバル協力訓練枠組み（GCTF）」関連活動の共同実施、「カナディアン・テクノロジーアクセラレーター（CTA）」の設立、「バイリンガル教育協力共同声明」の発表など二者間の様々な協力と交流を進め、台湾とカナダの協力的パートナー関係深化に卓越した貢献を果たした。